行く先々の水に合わねば

味のれんにて
昼「厩火事」、夜「堀の内」



連雀亭昼席にて「堀の内」
市馬一門二ツ目の会にて「そば清」

同じネタでも場所によって全く反応が違う
というのを最近は良く感じます。

ウケる客席というのが既に出来上がっていれば苦労もないのですが、
色んな要因でお客席の空気は変わってくる。
ウケにくい、重い、この空気を変えるのもやはり自分。
そこで「まくら」が必要になってくる。

まず決まりきったまくらを投げかけて
その反応で今日のお客席の空気を探る噺家もいます。

ここで感じ取る能力、
噺を選ぶ能力、
ここで大方その日の賑わいの度合いは決まっているような…

あとは噺の世界に浸れば良いわけですからね。

書くと簡単だけど、その状況下で良い判断を下すのは難しい!だから面白い!

次の高座が楽しみです。

さてこちらの写真、中央は私ですが
向かって右に居るのが先の師匠
柳家三寿の長女・三穂お姉さん
向かって左が、
私の大学生の時のバイト先の同僚、岸亜希子さん

神保町の会に遊びに来てくれました!
この2人、私を介したわけでなく
clubhouseというSNS上で知り合い、
後に共通の友人に私が居るということが判明したという面白いご縁。
こうしてご縁を繋いでくれるのは嬉しい喜びです。

噺家で居られるのは両師匠のおかげさま。
そこから広がるご縁で今日まで。
明日は師匠・市馬の名古屋の会。
ネタ選びから集中してお喋りして参ります!




落語家・柳亭市寿 WEB

柳亭市馬 門下 二ツ目 (一社)落語協会所属